WORK STYLE
総合職の仕事
鉄道技術
車両
保守・メンテナンスから
新たな車両設計まで。
車両エンジニアとして、
日常の安全を守り、
未来を創造する。
所属部署の役割・使命
鉄道本部 車両部
車両部は、多くのお客さまを乗せて走る車両の保守・メンテナンスを通じて、日々の安全・安心を支えています。車両課では、主に車両の新造計画を担っており、より安全・快適で魅力のある車両づくりに取り組んでいます。
01現在の仕事内容は?
西武鉄道の根幹である安全・安心を最前線で支える。
西武池袋線の車両を管理する小手指車両所において、勤務日に発生した点検、修繕業務、不具合対応などの責任者を務めています。終電、始発の車両対応があるため朝~翌日朝までの徹夜勤務を行い、西武鉄道の根幹である安全・安心を支えるのが私たちの使命。具体的には、作業の指示や巡視、確認等の管理業務に従事し、皆で協力しながら業務を遂行しています。また、前配属先の車両課では、新造車両の立案に携わり、コンセプトやイメージづくり、事業承認を得る段階まで担当しました。新車に関する業務は、学生時代から憧れていたので、そこに携われたのはうれしかったですし、刺激になりました。現在は後任が具体的な車両設計に関わっていますが、私が担当していたときのコンセプトや設備計画が実現に向けて検討されていて、完成が待ち遠しいです。
02仕事の難しさややりがいは?
積極的な対話と連携で困難な業務を乗り越える。
現在の業務では、私が出した指示に対して経験豊富な部下から指摘や提案を受けることもあり、経験不足を痛感する場面もあります。そうしたなかでも、何事もなく穏やかに一日の業務を終えられたときには、毎日の徹底した点検、修繕の重要性を再認識するとともに、自分を含めたメンバー全員がいる意義や一致団結する大切さを感じます。また、車両課での新造車両計画の業務では、例えば車両の保守性や長期的な目線でのお客さまサービス向上、ランニングコストなど、各部署が重視するポイントを調整し、計画に落とし込んでいくことの難しさを感じる日々でした。ですが、各関係者との直接対話のなかで相手の考えを正しく理解し、車両部としての考えを伝えることを大切にしたところ、計画が前進。この経験を通して、全社的な視点を持つことができるようになったと感じています。
03今後の目標は?
多方面からの取り組みでDX推進が当たり前の職場を目指す。
現在の職場には、いまだにアナログな業務が数多く存在していますが、それに対して改善を推し進めていく風潮があまり見られないことに課題意識を持っています。そこで、DX推進の雰囲気を醸成するため、車両部内で毎年実施している「業務研究」の枠組みを活用し、現場係員が課題として挙げた「マニュアルの動画化」や「紙ベース検査記録のデータ化」などに主体的に取り組んでもらうようにしています。加えて、私自身も社内で公募のあったDX推進チームに立候補し、現場だけでは対応が難しい部分のDX推進にも取り組んでいます。これからも業務の正確性の向上や、効率化というDXのメリットを積極的に伝えて、皆が働きやすく、やりがいを感じられる環境を整備できるよう、積極的に取り組んでいきたいと考えています。
私のキャリアステップ
- 業務を通して学んだこと
- 1年目
-
鉄道本部 車両部 新宿線車両所 南入曽車両基地
南入曽車両基地所属の車両メンテナンスを担当
- 現場業務を学ぶ
- 安定輸送を維持するための作業者の安全への配慮の重要性を知る
- 2年目
-
鉄道本部 車両部 武蔵丘車両検修場 車体班
8年以内に実施する全般検査、4年以内に実施する重要部検査業務を担当
- 社内で保有する技術力や仕事遂行能力を理解する
- 3~5年目
-
【出向】(株)西武ホールディングス 監査・内部統制部
西武グループ内の財務報告に関する内部統制(J-SOX)推進業務を任う
- 西武グループ全体の構造や各社の特色を理解する
- 経理知識を習得
- 6~7年目
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鉄道本部 車両部 車両課
企画担当として、001系竣工後の対応や有料着座サービス、新造車両の起案前のコンセプト等の社内とりまとめなどの業務を担当
- 対外的なやり取りや企画実現のための社内調整の大切さを知る
- 西武鉄道内での車両部の役割を理解する
- 8年目~
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鉄道本部 車両部 小手指車両所 小手指車両基地
小手指車両基地の当務副所長として勤務当日の現場点検・修繕などの管理統括業務を担当
- チーム内のマネジメントの難しさや大切さを知る
- ※内容は、取材当時のものです。