WORK STYLE
専門職の仕事
技術サービス
車両
お客さまの気付かないところで、
日々の安全・安心を支え続ける。
その責任を自覚することで、
仕事への“誇り”が生まれる。
所属部署の役割・使命
鉄道本部 車両部
車両部は、多くのお客さまを乗せて走る車両の保守・メンテナンスを通じて、日々の安全・安心を支えています。故障を未然に防ぐため、日常的な定期検査から、数年に一度のオーバーホールまでを担うとともに、新規に製造する車両に関する計画や設計にも携わります。
入社動機は?
ずっとモノづくりに携わっていたいから、
専門職での入社を希望。
子どものころから機械いじりが好きで、自然とエンジニアを志すようになり、大学では機械工学を専攻。就職活動にあたっては、モノづくり、それも多くの人々の暮らしを支えるような仕事に就きたいとの思いから、鉄道業界や自動車業界を志望しました。私は「ずっと現場で実際のモノづくりにかかわっていたい」と思っていました。そんな希望が叶えられる会社を探していたところ、西武鉄道が専門職採用を実施していることを知り、入社を希望しました。
現在の仕事内容は?
一つひとつの検査の積み重ねが、
お客さまの日々の笑顔を支える。
現在は玉川上水車両基地において、3か月に一度の検査を担う「月検査班」に所属しており、「自分が多くのお客さまの安全・安心を支えている」という責任感と緊張感をもって日々の検査に取り組んでいます。一口に検査といっても、車両の型式によって搭載している装置などが異なるため、内容や手法はそれぞれ異なります。そのため、装置ごとのチェック項目や注意すべきポイントなどはメモに残し、常に携帯しています。また、普段はおこなわない修繕がある場合には積極的に参加するなど、より多くの経験を積むことで、どんな検査にも適切に対応できるだけの知識とノウハウを身に付けるように努めています。
仕事の難しさややりがいは?
「当たり前」を守り続ける厳しさが、
仕事への誇りにつながる。
鉄道会社にとっては事故や故障がないのが「当たり前」であり、私たちの日々の業務が脚光を浴びることはありません。しかし、その「当たり前」を、お客さまの見えない所で支えているのが私たちであり、むしろ脚光を浴びないことが、自らの責務を全うできた証にほかなりません。最近では指導員として後輩を育てる役割も担っていますが、知識や技術を伝える前に、まず、こうした仕事に対する「心構え」を共有していくよう心掛けています。私自身がそうだったように、お客さまから感謝されることはなくとも、「当たり前」の毎日を守り続ける尊さを自覚することが、仕事へのやりがいや「誇り」につながるはずですから。
- ※内容は、取材当時のものです。