WORK STYLE
総合職の仕事

鉄道技術
土木

まだ地図にない「未来図」を
いかに描き、実現していくか。
プロフェッショナルの
手腕が問われる。

総合職 鉄道技術 土木

所属部署の役割・使命
鉄道本部 建設部

建設部では、主に連続立体交差事業の工事計画や調査、設計、行政との調整を担当しており、現場で施工管理を担う連続立体交差化事務所との連携のもとに業務を進めています。

01現在の仕事内容は?

安全・快適な「街づくり」につながる連続立体交差事業を推進。

連続立体交差事業とは、線路の高架化や地下化によって踏切を除去することで、安全性の向上や交通渋滞の解消などをはかるもの。行政が主体となり進めるこの連続立体交差事業に、西武鉄道も積極的に協力し、安全で快適な「街づくり」を目指し、沿線各地で推進しています。私は現在、その実現に向けた事前調査や計画立案、行政をはじめ関係各者との調整などを担っています。連続立体交差事業は規模が大きく長期にわたるため、さまざまな配慮が求められますが、完了すれば周辺の生活環境を大きく改善できます。その日を無事に迎えられるよう、生まれ変わった「街」に暮らす人々の笑顔をイメージしながら、日々の業務に励んでいます。

02仕事の難しさややりがいは?

「点」ではなく「線」で考えるために、広い視野と柔軟さが求められる。

連続立体交差事業は、これまでに担当していた土木工事とは大きく異なります。その特徴は、工事区間が駅やトンネルといった「点」ではなく、複数駅にまたがる「線」であること。影響の及ぶ範囲が広く、関係者も多岐にわたりますので、ほかの工事には無い難しさがあります。そうした難事業を成功に導くためには、工事区間だけでなくその周辺地域全体を見渡す「俯瞰的な視点」や、計画から完成に至る工期全体を見通す「長期的な視点」を併せ持つ必要があります。また、自ら立案した計画に固執せず、現実と照らし合わせながら修正を加えていく「柔軟さ」も求められます。さまざまな経験を通じて、エンジニアとしてだけでなく、一人の人間として成長できる実感が、この仕事のやりがいだと言えるでしょう。

03西武鉄道ならではの魅力は?

幅広い「立場」を経験することで、多くの関係者の「想い」を知る。

計画・設計にあたっては、利用する方、沿線にお住いの方、工事を担う方など、多くの関係者全てに満足していただける結果を導かねばなりません。そこで問われるのが、立場も価値観も異なる関係者それぞれの「想い」を、いかに理解するかです。本社勤務となる前に携わった工事の経験を生かし、また、日々の運行を担う運輸部と連携して、お客さまの「声」を共有させ、さらに、私の場合は事業主体である東京都に出向した経験があることから、行政の立場や考えもよく把握できました。こうした経験全てを財産に、これからも関係者一人ひとりの「想い」に寄り添いながら、より良い計画づくりに努めます。

  • ※内容は、取材当時のものです。