CROSS TALK

産休・育休経験者が語る「子育てとキャリア」

働き方が変わっても、
キャリアは続いていく。
「結婚や出産をしても、仕事を続けられる?」「産休・育休を取ったら、キャリアはどうなる?」「子育てをしながら働く毎日って、実際はどんな感じ?」
今はまだ少し先のことでも、就職先を考える時、いつか迎えるかもしれないライフイベントと仕事の両立が気になる人も多いはず。
今回話を聞いたのは、2007年入社のIさんと2008年入社のKさん。Iさんは駅係員・車掌からキャリアをスタートし、人財育成や現業の管理職などを経て現在は事業運営部の課長に。一方、Kさんは土木の技術系社員として、鉄道工事の現場や関係自治体への出向、本社での設計業務などを経験してきました。歩んできたキャリアは異なる二人ですが、どちらも産休・育休を経て仕事に復帰し、子育てをしながらキャリアを重ねています。
出産前に感じていた不安。復職して初めて分かったこと。限られた時間の中で変わった仕事の進め方。保育園に子どもを預けることへの葛藤。そして、子育てをしながら考えるこれからのキャリア。制度の説明だけでは分からない、二人のリアルな経験を聞きました。

Profile

  • Iさん

    事業運営部
    ステーションリテール担当 課長|総合職・事務

    2007年入社。駅係員、車掌としてキャリアをスタート。その後、運輸部お客さまサービス課で、運輸営業に関する制度・オペレーションの策定や係員教育、PASMO全国相互利用に向けた駅務オペレーションの構築、旅客サービス向上施策などに携わる。2013年からは駅の助役として、労務管理や社員教育、現場のオペレーション策定などを経験。2016年に出産し、産休・育休を経て復職した。復職後は再び運輸部で勤務した後、グループ人財開発部へ。西武グループ全体の人財育成方針や教育体系の構築に携わり、年間延べ約4,000人の従業員を対象とした教育施策などを担当。この間に課長補佐へ昇進した。その後は現業部門の管理職なども経験し、現在は事業運営部ステーションリテール担当の課長として、駅を起点とした新たな収益や価値の創出に取り組んでいる。

  • Kさん

    鉄道本部 土木系部門 課長補佐|総合職・土木

    2008年入社。大学で土木工学を専攻し、技術系社員として入社。最初の約2年間は本社で受託工事に関する協定業務や予算管理などを担当。その後、連続立体交差事業の現場へ異動し、約2年間にわたり鉄道工事の現場業務を経験する。その後は約2年間、関係自治体へ出向。鉄道とは異なる都市計画道路に関する調整・検討業務を経験した。西武鉄道に戻ってからは主任として再び連続立体交差事業の現場に勤務し、現在は本社で新規工事の設計や関係機関との協議などを担当。2度の産休・育休を取得し、合わせて約4年間仕事を離れた期間を経て、現在は2児を育てながら時短勤務とフレックスタイム制を活用し、課長補佐として勤務している。

TALK 01

「子どもができても働き続けたい」
でも、不安はありました。

  • お二人が入社した頃、
    結婚や出産後の働き方について、

    どのくらいイメージできていましたか?

  • Iさん

    入社した頃は、今ほど総合職の女性が多くなかったので、「結婚して、子どもが生まれて、その後どういうキャリアを歩むのか」というお手本になる人が身近にほとんどいなかったんです。ただ、私は就職活動をしていた頃から、結婚や出産をしても仕事は続けたいという気持ちはありました。西武鉄道に入社した理由の一つも、当時の西武が再上場に向けて変わろうとしている時期で、「完成された会社に入るというより、自分も会社を変えていく側になれるかもしれない」と感じたことでした。だから仕事は続けたい。でも、自分が実際に結婚して、子どもができた時にどうなるのかまでは、全然見えていませんでしたね。

  • Kさん

    私は技術系ですが、入社当時は技術系の女性社員自体が少なくて、私も「子育てをしながら技術者として働く」という具体的なイメージは持てていませんでした。20代の頃、出向先で時短勤務をしながら働いている技術系の女性がいたんです。限られた時間の中で、すごく効率よく仕事をされていて、「こういう働き方もあるんだ」と思いました。でも同時に、「私も将来、こんなふうに仕事ができるのかな」とも思いましたね。

  • 実際に出産が現実になった時には、
    どんな不安がありましたか?

  • Iさん

    産休に入る前は、「これまで積み上げてきたキャリアが、一度リセットされるんじゃないか」という不安がありました。駅係員や車掌を経験して、本社に行って、駅の助役も経験して。自分なりに少しずつ積み上げてきたものがあったので、そこから長期間仕事を離れるわけですよね。「戻った時にどうなるんだろう」「世の中から置いていかれないかな」という感覚はありました。ただ、産休に入るために仕事を引き継いでいく中で、周りの人たちが嫌な顔をせずに仕事を引き受けてくれたんです。そこでまず、「安心して休んでいいんだ」と思えたことは大きかったですね。

  • Kさん

    私は復職後のことをかなり現実的に考えていました。時短勤務を利用する予定でしたし、夜勤もできない、時間外勤務も免除になる。技術系の仕事には現場もありますから、「働ける時間に制約があることで、担当できる業務の幅が狭くなるんじゃないか」と思っていました。周りの人に仕事をお願いする場面も増えるだろうし、「迷惑をかけてしまわないかな」という心配もありました。

  • その不安は、実際に復職してみてどうでしたか?

  • Kさん

    そこは、想像していたのとは違いましたね。時短勤務だからといって仕事を限定されたわけではなく、以前からやっていた仕事も担当しましたし、新しい仕事も任せてもらえました。「子育てをしているから、この仕事は任せられない」という感じではなかったです。もちろん、何も変わらなかったわけではありません。子どもが突然熱を出して休まなければならないこともありますし、時間になったら帰らなければいけない。周りの人にお願いすることもあります。でも、働き方には制約があっても、それがそのままキャリアの制約になるわけではなかったというのは、復職して初めて分かりました。

  • Iさん

    私も同じですね。復職する前はキャリアが止まるような感覚があったけれど、結果的にはむしろ復職後の方が仕事の幅は広がっています。復職後に運輸部で仕事をした後、グループ人財開発部(現:西武ホールディングス 人財戦略部)に異動して、西武グループ全体の人財育成に関わるようになりました。そこでは鉄道だけではなく、グループ会社も含めた教育体系を考えたり、年間延べ約4,000人を対象とする教育施策に携わったり。それまでとは全然違う仕事でした。その後は管理職として現場にも戻りましたし、今は事業運営部というところで西武鉄道の駅における商業事業(駅ナカコンビニトモニーなど)の店舗開発などこれまでの運輸部門とは違う領域の仕事をしています。振り返ってみると、産休・育休で一度仕事を離れたからといって、それまでの経験がゼロになったわけではないんですよね。それまで経験してきたことを持ったまま、次の仕事へ進んでいけた。今は、産休や育休も含めて自分のキャリアだったと思っています。

TALK 02

出産して一番変わったのは、
「仕事の進め方」でした。

  • 復職してから、仕事への向き合い方や
    進め方は変わりましたか?

  • Kさん

    かなり変わりました。子どもがいなかった頃は、「今日終わらなかったら時間外でやればいい」とか、「今日は疲れたから、これは明日やろう」と考えることもありました。でも今は、それができないんですよね。明日、普通に出社できるとは限らないので。朝は元気だった子どもが急に熱を出すこともありますし、保育園や学校から連絡が来て帰らなければならないこともあります。だから「今日できることは、今日やっておこう」という意識はすごく強くなりました。それと、自分が今どんな仕事を持っていて、どこまで進んでいるのかを、以前より細かくチームに共有するようになりました。自分が突然休んでも、「Kさんしか分からない」という状態にしないようにしています。

  • Iさん

    私もそれは変わりました。昔は結構、自分一人で抱えていたと思います。資料をつくるにしても、ある程度自分の中で完成させて、8割、9割くらいになってから人に見せる。それで「違う」と言われたら、またつくり直す(笑)。でも子どもが生まれてからは、そんなに全部自分で抱えていられないので、6割くらいでも方向性の相違がないか確認しながら進めるようになりました。「私は今こう考えています」「ここまで進んでいます」と早めに共有して、方向が違えばそこで直す。その方が結果的に仕事も早く進むんですよね。

  • Kさん

    私も共有は本当に増えました。急に休む可能性があると思うと、自分の中だけに情報を置いておくのが怖くなるので。

  • Iさん

    子育てって、自分ではコントロールできないことが多いじゃないですか。予定通りにいかないことの方が多い(笑)。だから仕事でも、「自分一人で全部やらなきゃ」と思わなくなりました。人に頼ることも仕事の一つというか。今の部署でも、私は分からないことがあればメンバーにどんどん聞きますよ。40代になってから今までとは違う領域の仕事をしていますから、当然、私より詳しい人がたくさんいますし。

  • Kさん

    でも、それができるのは大事ですよね。

  • Iさん

    以前だったら「自分が管理職なんだから分かっていなきゃ」と思っていたかもしれない。でも今は、分からなかったら聞けばいいと思っています。

  • 子育てによって、仕事がしづらくなった
    というより、仕事の仕方そのものが変わった?

  • Iさん

    そうですね。私はその感覚の方が強いです。

  • Kさん

    私もそうですね。働ける時間は短くなっていますけど、その分「この時間の中でどう終わらせるか」は以前より考えるようになりました。

TALK 03

16時30分に退社。
そこから始まる、もうひとつの一日。

  • 学生からすると、「子育てをしながら働く一日」
    自体が
    なかなか想像できないと思います。

    Kさんは今、どんな毎日を送っていますか?

  • Kさん

    今は時短勤務を利用していて、基本的には9時30分から16時30分まで働いています。16時30分に仕事を終えたら、16時40分頃の電車に乗ります。そこからまず下の子を保育園へ迎えに行くと17時を過ぎていて、その後、上の子を学童へ迎えに行く。家に着くのは18時過ぎくらいですね。

  • 帰宅したら、そこから夕食ですか?

  • Kさん

    そうです。なので、平日に毎日一からちゃんと料理をつくるのはなかなか難しいです。週末にある程度作り置きをしておいて、それを温める日もありますし、お肉を焼くだけみたいな日もあります。そこからお風呂に入れて、寝かせて……。でも子どもが2人いると、「今日はこの時間までに寝かせよう」と思っても、なかなか予定通りにはいかないですよね。

  • Iさん

    いかない、いかない(笑)。

  • Kさん

    だから、「私、ちゃんと両立できているのかな?」と思うことはあります。仕事でも周りの方に助けてもらっていますし、家でも全部きれいにできているわけではないので。今でも「上手に両立しています」とは言えないですね。

  • Iさん

    でも私、そもそも「両立できているって、どういう状態なんだろう」と思うんですよね。仕事も完璧、家事も完璧、子育ても完璧って、、、できる人は本当に尊敬しかないのですが、私はできなくて。。たとえ平日家の中が片付いていなくても、お弁当の中身に冷凍食品が多くても私は自分の中で、「これは大事」というものを決めるようにしています。たとえば、子どもが安全で健康に過ごせていること。子供が一人でご飯を食べる環境にしないこと。一緒にいられる時間は子どもとの時間を大切に過ごすこと。それと、自分自身も仕事を続けて、できれば楽しんでいたい。全部100点を取ろうとすると苦しくなるので、何を大事にするのかをその時々で考えるようになりました。

  • Kさん

    確かに、全部は無理ですよね(笑)。

  • Iさん

    無理無理(笑)。子どもの年齢によっても状況は変わるし、自分の仕事も変わりますから。今できないことが、ずっとできないわけでもない。だから私は、5年後、10年後のことを今から全部心配しなくてもいいと思っています。

TALK 04

制度だけじゃない。
「やっておきますね」と
言ってくれる人がいる。

  • 仕事と子育てを両立するうえでは、
    会社の制度も気になるところです。

    実際に使って助かった制度はありますか?

  • Kさん

    私は今、時短勤務を利用しています。フレックスタイム制もあるので、子どもの送迎や病院など、その日の事情に合わせて勤務時間を調整できるのは助かっています。子どもの看護休暇も利用しました。子どもが小さい頃は本当によく体調を崩すので、有給休暇を使い切ってしまうこともあるんです。看護休暇自体は無給ですが、それでも欠勤扱いにならずに休める制度があることはありがたかったですね。

  • Iさん

    制度はもちろん大事です。実際に復職してみると、職場の仲間である上司・同僚・後輩の存在の大きさを痛感しています。朝の時短勤務で9時30分に出社していた時は、打ち合わせの時間を合わせてもらったり、夕方遅い時間の会議をなるべく入れないようにしてもらったり。制度としてあるだけではなくて、仲間が状況を理解し応援してくれているので、その制度をつかうことができていました。

  • Kさん

    私も、周りの方には本当に助けてもらっています。子どもの体調で早く帰らなければならなくなった時も、私から「これをお願いします」と言う前に、チームの方が「じゃあ、これはやっておきますね」と言ってくれることがあるんです。特に復職したばかりの頃は、自分からお願いすること自体に申し訳なさを感じていたので、向こうからそう言ってもらえることがすごくありがたかったです。

  • 制度があることと、
    実際に使えることは少し違いますよね。

  • Iさん

    そうなんですよね。制度だけあっても、「使ったら周りに迷惑をかけるんじゃないか」と思ったら使いづらいじゃないですか。私は家族だけじゃなくて、両親や近所の方にも助けてもらっています。自分の中では「チーム我が家」って呼んでいるんですけど(笑)、子育てって本当に一人ではできない。それは会社でも同じで、自分一人で何とかしようとするより、周りにきちんと状況を伝えて、頼れるところは頼る。そして逆に自分が貢献できるときは全力で力になります。

  • 一方で、制度や周囲のサポートがあっても、

    気持ちの面では葛藤もあったのでしょうか?

  • Kさん

    ありましたね。下の子の慣らし保育がなかなか進まなかった時期があって、毎日ずっと泣いていたんです。朝、保育園に預ける時に泣いて、迎えに行っても先生に抱っこされてぐったりしていて。それを毎日見ていると、「私が仕事を辞めれば、この子はこんなに泣かなくていいのかもしれない」と思ったこともありました。

  • Iさん

    思うよね。苦しいよね。

  • Kさん

    そうなんです。仕事は続けたい。でも、目の前で子どもが毎日泣いている。それを見ると、「自分が働きたいから、この子に無理をさせているのかな」と考えてしまって。ただ一方で、私は社会の一員として働いていたいという気持ちもありました。仕事を辞めたいわけではなかったので、そこはすごく悩みましたね。

  • Iさん

    私も、保育園に預け始めた頃は罪悪感がありました。「こんなに小さいのに長い時間預けていいのかな」と思ったこともあります。でも働き始めて、しばらく経ってから考え方が変わったんです。子どもと一緒にいる時間って、長ければいいというものでもないんだなって。一緒にいない時間がある分、帰宅後や、休みの日に一緒に過ごす時間がとても大切と感じていて、「時間の長さより、密度なのかもしれない」と思えるようになりました。

  • Kさん

    そういう考え方もありますよね。

  • Iさん

    その時は本当に苦しいんだけどね。でも、子どもも成長するし、状況はずっと同じではないから。だから今悩んでいることが、この先ずっと続くと思わなくてもいいんじゃないかなと思います。

TALK 05

子育てをしても、
キャリアの選択肢は狭まらなかった。

  • 出産前に抱いていた不安と、
    現在のキャリアを比べるとどうですか?

  • Kさん

    私は出産前、産休・育休を取って、さらに時短勤務になったら、できる仕事が少なくなると思っていました。でも実際には、そこはあまり関係なかったですね。もちろん勤務時間の制約はありますし、周りに助けてもらうこともあります。でも、だからといって「子育て中だから、この仕事はできない」と最初から決められることはありませんでした。技術系の女性社員でも、産休・育休から復職して昇進している方はいますし、私自身も今、課長補佐として働いています。

  • Iさん

    私も、出産前に想像していたより、ずっとキャリアは広がりましたね。復職後に人財育成の仕事に行くとは思っていなかったですし、その後、管理職として現場に戻ることも、今のように駅の新しい価値や収益を考える仕事をすることも想像していませんでした。今はステーションリテールの担当として、駅にある店舗やスペースなどをどう活用していくかを考えています。人口が減っていく中で、鉄道を維持していくためにも、駅や沿線で新しい価値を生み出していくことが必要です。これまで経験してきた「鉄道を動かす仕事」とはまた違う面白さがあります。

  • 40代になって、
    それまでとは違う仕事に挑戦することへの

    戸惑いはありませんでしたか?

  • Iさん

    もちろん分からないことはたくさんあります。いつも新鮮。でも、面白いですよ。40代になってキャリアが変わっても、全然楽しめます(笑)。今の部署には、その仕事をずっとやってきたメンバーがいるので、自分自身で学ぶことはもちろん、メンバーにも分からないことは教えてもらっています。もう、どんどん人に頼っています。

  • Kさん

    Iさん、結構頼っていますよね(笑)。

  • Iさん

    頼ってる(笑)。でも、それでいいと思っているんです。自分に経験がないなら、経験がある人に教えてもらえばいい。逆に、私がこれまで駅や運輸、人財育成、管理職として経験してきたことを活かせる場面もありますから。

  • Kさんは、これからやってみたい仕事はありますか?

  • Kさん

    私は学生の頃から、実はいろいろなことをやりたかったんです。土木を学んでいたのでインフラに関わりたいとは思っていましたが、計画、設計、施工、維持管理のどこか一つだけではなく、いろいろ経験してみたかった。それで鉄道会社なら幅広く関われるのではないかと思って西武鉄道を選びました。入社してからも、本社、連続立体交差事業の現場、関係自治体への出向、また現場、本社と、いろいろな仕事を経験してきました。だから今も、「これだけをやりたい」というより、まだ経験していない仕事をやってみたい気持ちはありますね。学生の頃とあまり変わっていないかもしれません。

  • Iさん

    子どもがいるからといって、その先のキャリアを全部決めてしまう必要はないと思うんです。子育てに時間を使いたい時期は、少しペースを落としてもいい。でも、それでキャリアが終わるわけではない。また環境が変わった時に「これをやりたい」と思ったら、そこから挑戦すればいい。私自身、今まさにそうなので。

  • Kさん

    私も、復職する前は「置いていかれるんじゃないか」「仕事の幅が狭くなるんじゃないか」と思っていました。でも実際には、産休・育休を取ったことと、その後のキャリアは思っていたほど直結していなかったです。だから学生の皆さんには、今の時点で将来のことを全部想像できなくても大丈夫だと思ってもらえたらいいですね。

  • Iさん

    本当にそう思います。5年後、10年後には、自分も会社も制度も変わっていますから。今から全部の不安に答えを出そうとするより、その時々で自分が大事にしたいことを考えて、周りの力も借りながら進んでいけばいい。私もこれからまだ、やりたいことがありますから。

Message

メッセージ

  • Iさん

    「今できること」を
    楽しみながら、
    キャリアを
    つないでいけばいい。

    学生の頃に、結婚や出産、その先のキャリアまで具体的に想像するのは難しいと思います。私自身もそうでしたし、出産する時には「これまで積み上げてきたキャリアがリセットされるのでは」と不安になりました。でも実際には、復職後に人財育成や管理職など、それまで想像していなかった仕事を経験し、40代になった今も新しい領域に挑戦しています。子育てをしていると、自分一人ではどうにもならないことがたくさんあります。だからこそ、周りに頼ることも大切です。5年後、10年後を今から心配しすぎず、その時々で自分が大事にしたいことを考える。そして、仕事を続けながら「やってみたい」と思った時には手を挙げる。そんなふうにキャリアをつないでいけばいいのだと思います。

  • Kさん

    完璧に両立できなくても、
    仕事もキャリアも
    続けていける。

    私自身、今でも「仕事と子育てを上手に両立できています」とは思っていません。16時30分になれば仕事を切り上げて、保育園と学童へ迎えに行く。子どもが熱を出せば急に休むこともある。仕事をチームの方にお願いすることもあります。家に帰ってからも、毎日すべてが予定通りに進むわけではありません。それでも、産休・育休や時短勤務によって、技術者としてのキャリアを諦めることはありませんでした。復職前に心配していたように、仕事の幅が大きく狭まることもありませんでした。制度を利用することも、周りの人に頼ることも含めて、今の自分の働き方だと思っています。将来、結婚や出産を考えた時にも、「それまでのキャリアがそこで終わる」と思わずに、自分がやってみたいことを大切にしてほしいです。